LPガスは電気に比べ、様々な利点があり
また、都市ガスと比べても火力で圧倒的な強さを誇ります。
おいしい料理作りに欠かせないガス
最近はオール電化住宅も増えていますが、やはり「料理だけはガスで」という方も増えてきています。ガスは電気に比べ、はるかに強い火力を持っており、おいしい料理創りにはガスが欠かせません。さらに、LPガスは都市ガスよりも火力が強いという特長を持っています。
料理店ではIHではなく、ガスで調理するのが当たり前となっていることからも分かるように、やはりおいしい料理には「ガス」なのです。
■ ガスコンロとIHクッキングヒーターの比較
ガスコンロ | IHクッキングヒーター | |
性 能 | ▶ 火力が強い ▶ すべてのバーナーを使っても、火力は落ちない ▶ 幅広く調節でき、瞬時に応答できる ▶ 炎の大きさを見ながら火力調整できる |
▶ 火力(磁力)に総電力量制限がある ▶ 2箇所以上同時に使うと、火力が落ちる ▶ 火力表示のインジケーターで確認しながら幅広く調整できる ▶ 火加減が分かりにくく応答も遅い |
調 理 | ▶ どのような鍋も使える ▶ 鍋全体を加熱できるので、おいしく料理できる |
▶ 一般的に、アルミ鍋や土鍋、ガラス鍋が使えないなど、使える鍋に制限がある ※オールメタル対応IHにも制限があります ▶ 鍋底しか加熱できないため、過熱面積が小さく、食材のうまみを逃してしまう。 すばやく調理するものが苦手 |
経済性 | ▶ 特別な付加コストが不要 ▶ 季節・時間に連動しないガス代で、 同条件の使用であれば、電気よりランニングコストが安い |
▶ 200Vや20~30アンペアの契約アップが必要 ▶ 割引料金※を適用しても、ガスよりランニングコストが高くなる ※電力会社によって異なります |
安全性 | ▶ 炎を実際に見て確認できるので安心 ▶ SIコンロなど各種安全機能が充実 |
▶ 炎が見えないため、つい油断してしまう危険性がある ▶ 電磁波を使用するため、人体への影響がまだ科学的に解明されていない |
目に見える「火」だから安心
IHクッキングヒーターの場合、使用中だけでなく使用後でもしばらくは天板がかなり熱くなっています。しかし、目に見えないため、うっかり天板を触ってしまい、やけどを負ってしまう事故が起きています。その点、ガスなら「火」そのものが目で見えますので、そのような問題もありません。
「火」から感じる癒し
パチパチと音を立てながら体を温めてくれる焚き火。食欲を一層駆り立てる蒔で炊き上げたご飯の香り。暖炉の中でゆらゆらゆれる炎。「火」には、なぜか人をほっとさせる魅力が備わっています。
古代から人は、「火」を生活の中心においてきました。古代は薪で火を起し獲物を焼き、明治時代の文明開化では、ガスで起した火をガス燈として、社会を明るく照らしました。そして現代では、ガスが起す火で発電し地球環境問題にまで貢献しようとしています。
社会はテクノロジーによって進化し続けますが、人が「火」に感じる癒し的な魅力は、変わることがないでしょう。むしろ、すべてにスピードが要求される現代にこそ、その魅力が必要かも知れません。